ダクトは風を導く道もしくは管などの意味を持つもの、空調設備などで使われることが多い配管です。これに対して配線ダクトは風ではなく配線を内部に入れるための器具で、内部に電線を通して通電できるようにする天井部分に取り付ける設備です。主に照明器具を取り付けるときに利用するものではあるけれども、配線ダクト専用の小型スピーカーを取り付けることができる、器具の取り付けおよび取り外し作業が簡単にできるため、これを使えば照明具の配置を変更したいときにも便利です。天井に埋め込むタイプと取り付け型の2タイプがあるのですが、取り付け型の場合は後から設置ができるのでインテリア感覚で使える魅力のもあるのではないでしょうか。
配線ダクトの中にはUL規格認定製品もあるのですが、このUL規格というのはアメリカ保険業者安全試験所の略称で、この試験所が策定を行っている製品の安全規格の一つになります。UL規格の配線ダクトは、材料などを含め機能や安全性に関する標準化が行われているものですから、安心して利用できる目安として覚えておくと良いでしょう。ちなみに、UL規格品は配線ダクトだけでなく、照明器具を設置する際に利用する給電機能がある設備のレースウェイなどにもありますので、天井部分に照明器具を取り付けたいけれど、そのままでは取り付けられないときレースウェイが強い味方になってくれる、取り付ける環境でいずれかを選ぶ、そして安全性を持つUL規格品がおすすめです。
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