配線を行う際に数が少なければそれほど大きなトラブルはないのですが、いろいろな機器に様々な配線を行うことはよくあることで、数が多くなって配線がもつれてしまう、あるいは外の環境によって被覆が壊れてしまうということが生じることがあります。このようなことは、電気を伝えるという本来の役割を果たすためには大変問題があることですので、そのようにもつれや被覆の破損などがあるような場合にはよく配線ダクトが用いられます。多くの配線ダクトは、高分子材料を使った保護ケースのようなものです。配線ダクトの中に導線を並べて、そのダクトを配置するという方法をとります。
通常の場合、その材質は大変強度が強いものですから、導線をそのまま配置するよりは耐久性を上げることは可能となります。また、コードを綺麗に並べているということから、もつれたり折れたりというなこともなくなります。ダクトの材質については、屋外であればポリ塩化ビニルなどの耐久性の強いものが用いられます。耐熱性や強度を高めたいのであればナイロン66を用いたものを用いる場合もあります。
この材質は高い強度と耐熱性を持つということで定評があります。水分などを嫌うところでは、ポリプロピレンの配線ダクトが用いられます。非常に低い透水性が配線を守ることになります。この様に配線ダクトといってもさまざまな材質がありますので、どのような状況で使用するかを十分に考えて選択を行う必要があります。
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